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レジン充填症例まとめ

レジン治療の予後

先程のお知らせにも書きましたが、学会関連でお休みを頂きます。

今回はレジン治療後9年が経過した歯のやり直しのお話です。

久しぶりに症例関係のブログを書きます。同じ内容ばかりしか書いていないので、書くことをだいぶサボってました。

まずは術前の写真です。

レジンと歯の境目に着色が入り込み、多少の段差が生じてきていました。

その段差に汚れが溜まりやすい状態になっていました。

レジンは経年劣化を起こす材料のため、どこかのタイミングで新しくする必要があります。

患者さんと相談させて頂き、再度同じ方法で治療させて頂くこととなりました。

詰めてあったレジンを除去してみると、中は虫歯になってはおらず綺麗な状態でした。

術後丸9年以上経過して2次的な虫歯になっていないことは、自分の中ではすごく良いことだと思っております。

レジン治療より金歯が一番だと思っていたのですが、歯質の削除量と修理の利便性、残っている歯にヒビを入れるリスクの低さはレジン治療の方が圧倒的に良いと再確認させて頂いた症例です。

このコロナ禍・マスク生活で口腔内の環境は大きく変わったと感じております。

総じて増えたのが食いしばりによる咬合性外傷の症例です。

顎の痛みから咬合痛、そして歯にヒビを入れてそこから虫歯になる方が増えたと感じております。

治療の選択肢として、歯牙に負担をかけない方法で治療することがとても大切なのではと考えております。その中では直接法のレジン治療は最適解だと思っております。

もちろん、ラバーダムを使用して顕微鏡(マイクロスコープ)にて精密に治療する必要が必須ではあります。

 

術後の写真です。

リニューアルして綺麗になりましたので、より長く大切に使用していただけると大変嬉しく思います。

今後も経過を確認させて頂けましたら幸いです。

今回も長い時間お疲れ様でした。

 

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