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最近考える治療方法
本日で仲町台に開業させて頂いて丸9年経ち、10年目に突入致しました。
平素より当医院に御来院頂き誠に有難う御座います。
これからも最適な治療は何かを考えながら研鑽を積んで参りたいと思っております。
虫歯治療について何が良いのか最近の考えを書きたいと思います。
根本的な考え方に変化はありません。
小さいうちにしっかり治して2次的な虫歯になりにくい状態にする。これはとても大切だと考えております。
ある程度大きくなった虫歯の治療には銀歯を使用して治療して参りましたが、ここに大きな変化が出てきました。
全ての症例でそうなっている訳ではないのですが、銀歯での修復症例の中には残存の歯質にヒビ(クラック)を入れてくる歯があります。
ここから再度虫歯になり再治療となることがあります。
これがどうしても自分の中で許せず何か方法はないかと模索しておりました。
その中で自分なりの結論として歯よりも硬いものを使用して治療するのではなく、修復物が壊れてくれればその分の力が残存歯質に悪影響を出さないのではと考えるようになりました。
極端と言われればそれまでなのですが、再治療の際に極力歯質を保存しながら治療する方が歯の健康寿命は伸びると考えた結果です。
そのため、可能な範囲で金属を使用せずレジンで治療していけたらと考えております。
その中で自分なりに最良と思える治療方法は直接法のレジン充填です。
ただ、レジン治療は治療環境と充填する方法で精度は大きく変化します。
画像のように虫歯を除去した時の喪失範囲が大きい症例は、ラバーダム下で唾液が入り込まない環境で歯と歯の間を丁寧に作成していくことが必要となってきます。
ここまで環境を整える必要がある場合、当医院では保険外診療で治療させて頂いております。
自分の中では、この方法が一番適合精度が高いと考えております。
また、神経が出てこなければ(露髄)1回で治療が終われることも利点です。
欠点は治療時間が長いこと。ラバーダムをしていくので、治療終了後に少し歯肉に鈍痛が出る(必ず治ります)ことです。
虫歯の治療方法は様々ですが、治療方法の一つとして選択肢に加えて頂けましたら幸いです。
これからもより良い治療を提供できるように、日々精進して参ります。
開業10年目に突入しましたので、現在の心境を書かせて頂きました。
お読み頂き有難う御座いました。