archive
根管治療の予後
空気が乾燥してきて、気温も下がってきていますが
診療所は換気のために窓を開けております。
ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。
今回は根管治療の予後のレントゲンを撮影させて頂きました。
先ずは術前のレントゲン写真です。
過去に根管治療を受けていますが、根管内が感染してしまい膿んでいます。
ご相談させて頂き、ルールを守った根管治療をさせて頂きました。
この根管内には最終的な薬の他に、器具が折れて残っていました。
(この器具自体が感染源になるのではなく、器具の裏側などに残ってる汚れが感染源となります)
折れている器具は必ずしも除去しなければいけないという訳では無いのですが
今回は除去しました。
根管内を可能な限り洗浄し、最終的な薬を充填したレントゲン写真です。
そこから半年仮歯で経過観察をさせて頂きました。
半年後のレントゲン写真です。
膿んでいた部分が骨へと治癒し始めてきてくれています。
私たちができることは、根管内の感染源を可能な限り減少させることだけです。
それにより、身体が正常な骨の状態へと治してくれます。
ただ、残念ながら、根管治療を行って治癒へ導けても、その歯が頑丈になったりはしません。
そのため、根管治療をされた歯がある方は、その歯の使い方に十分気をつけて頂きたいと常に思っております。
例えば、噛み締めや歯軋りの習癖がある方は、マウスピースで歯にかかる負担を和らげて頂いたりをお願いしております。
根管治療後の歯をいかに守っていくかは、患者さんと私たちの二人三脚で行っていく内容だと思っております。
今後とも経過を確認させて頂きながら、使い方当も常に確認させて頂けたらと思っております。
今回も長い時間、お疲れ様でした。