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レジン充填症例まとめ
入り口は小さいけど
コロナの拡大を心配しながら日々診療させて頂いております。
先にお知らせから。
前々から、今年の5月から毎週月曜日をお休みにしようと決めていたのですが、コロナの関係上1ヶ月早め今月から毎週月曜日と木曜日を休診日と変更させて頂きます。
御理解・御協力の程宜しくお願い致します。
今回は、他院にてまだ治療の必要がないと言われた虫歯のお話です。
先ずは術前の写真です。
一見、そこまで大きくは見えませんが、治療をさせて頂くと
この時点で嫌な予感がしてきます。
更に削って除去して染めてみると
赤紫色の様に染まってる部分は全て虫歯です。
患者さんには、神経が出てきた場合MTAを使用しても良いと許可と同意を得て全て虫歯を除去していきます。
案の定出てきました。
そこから染まる部分を徹底的に除去し、染まらなくなったら洗浄します。
そこにMTAを詰めていきます。
その後、レジンで充填して治療終了です。
この治療方法は100%成功するとは言い切れませんが、神経を保存するには有効な方法と思っております。
ここまで広がっている虫歯をそのままにしていたら神経を取らなくてはいけなくなっていたかもしれません。
治療の方法は先生によって考え方が違います。
私は、小さいうちに出来る限りの内容で封じ込めた方が治療の成果が長持ちすると考えています。
大きくなってから治すと、その分神経の処置が必要になるリスクが上がると考えているからです。
我々が出来ることは、歯の形態とある程度の機能の回復であって、歯を再生している訳ではありません。
極力、ご自身の歯が削らなくて済む時点での治療を勧めております。