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根管治療症例まとめ
奥歯の根管治療
新元号が「令和」となり、平成も後1ヶ月きりました。
一昨日で平成が終わると勘違いしながら診療していた自分がいました(汗)
ニュース見ながら恥ずかしかったです(汗)
今回は根の治療のお話です。
先ずは術前のレントゲン写真です。
初回の根管治療が不十分で、感染もあり根の先が膿んでいます。
患者さんと御相談させて頂き、ルールを守った根管治療をさせて頂きました。
この歯は頬側にある前歯側の根の中の掃除が不十分な状態です。
なんでこの様な事が起こるかというと、本来神経が走行している根管は非常に細く複雑な形態です。
また、奥歯となれば複雑さが増しながら見えにくいという難点も出てきます。
見えない状態で手探りで触ると本来の道筋からそれてしまい、正しい道筋に戻すのが非常に困難となります。
そんな中、顕微鏡(マイクロスコープ)は非常に有能な機材の1つと言えます。
光が歯の軸に対して真っ直ぐ入れられるので根管内をしっかりと確認できます。
(湾曲した先の部分は見えません)
今回も本来の根管を探し出し、十分に洗浄してから最終的なお薬を詰めました。
充填直後のレントゲン写真です。
そこから6ヶ月経過したレントゲン写真です。
順調に骨へと治癒してきてくれています。
根管治療はとても難しく繊細さを要求される治療です。
闇雲に触って治るものではありません。
根の治療でお困りの方は気軽に御相談下さい。
その歯にとってどうしたらいいのかを一緒に考える事は出来ると思います。
今後も経過を確認させて頂けたらと思います。
長い時間お疲れさまでした。