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根管治療症例まとめ
神経をとる前に
明日の午前で今年の診療を終了させて頂きます。
今年も有難う御座いましたm(_ _)m
これからも日々精進して治療の精度を高めて参りたいと思っております。
今回は虫歯の治療のお話です。
虫歯の部分を少し削った状態です。
中で大きく広がっています。
患者さんと事前に御相談させて頂き、神経が出てきた場合は保存を試みてMTAを使用していく方法をとらせて頂きました。
虫歯を取りながら染めていくと、どんどん染まります。
壁を作成する為に神経から遠い部分の虫歯を全て除去します。
虫歯を全て除去すると神経が出てきました。
この状態で出血が無くなるまで洗浄していきます。
出血が止まったことを確認して
MTAを充填していきます。
その後レジンを使用して治療を終了します。
術後の写真です。
このまま経過を確認していきます。
レントゲンで虫歯の大きさを診て直ぐに神経の処置へといくのではなく
神経を保存する為にこの方法を選択するのをお勧めしております。
ただし、必ず成功する保証が出来ないのが歯痒い所ではあるのですが
歯の神経は解剖学的に大変複雑な形態をしているため取らないで済むのならそれに越したことはないと思っております。
治療時間は長くなりますが治療の選択肢として頭の片隅に置いて頂けたら幸いです。
今回も長い時間お疲れさまでした。