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レジン治療のやり直し
強い勢力の台風が西日本に接近しています。
豪雨被害のあった地域にこれ以上被害が出ないことを祈るばかりです。
今回はレジン治療のやり直しのお話です。
レジン治療は歯と直接接着させられる唯一の治療法で、歯質の削除量が最小限に抑えられる事が最大のメリットとなります。
ただ、充填作業はかなりシビアにしていかないと優秀な治療方法も2次的な虫歯のリスクを高める要因になってきてしまいます。
先ずは術前の写真です。
前歯側の充填が上手くいっておらず、歯の形態を無視した状態です。
これでは、折角最小限で治療してもフロスが通し難く汚れが溜まりやすくなり虫歯のリスクが高まります。
これを外していくと
かなり小さい虫歯だったんですね。
段差作って充填するならそのまま経過観察していた方が良かったのではと思う大きさです。
奥歯側も虫歯になっていたので除去していくと
一部分だけ深くなっています。
これを何度も染めながら虫歯を全部除去していきます。
ここからは少しずつレジンを充填していきます。
充填後の写真です。
段差なく充填して治療終了です。
レジン治療はとても細かい作業が必要となることから治療時間が長くかかってしまいます。
治療の方法は様々ですが、歯に優しい治療を選択されていくことをお勧めしております。
今回も長い時間お疲れさまでした。