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銀歯にする前に
台風が去り暑さが戻ってきてますね・・・。
早く秋になって欲しいと切望してます。
歯と歯の間の虫歯の治療で良く用いられる方法に間接法の銀歯が有ります。
保険診療で受けられる治療の1つです。
ただ、金属を歯に維持させるためや予防の考え方から健康な歯を削らなくてはいけません。
歯は再生しない組織ですので削ったらその形態からしか修復出来ません。
今回は銀歯の下に虫歯ができ治療が必要となってしまった歯です。
先ずは術前の写真です。
角度を変えて
歯が黒く助けています。
銀歯を外してみると
中は真っ黒です・・・。
2次的な虫歯の原因は様々ですが、1つの原因として適合精度の問題が有ります。
銀歯も削る側と作る側の技量によって予後に大きな差が出ると思います。
虫歯を除去し終えた状態です。
だいぶ歯が無くなってしまいました。
最初の虫歯の大きさがどれ程だったかは分かりませんが、銀歯にしなければここまで歯は無くならなかったかもしれません。
術後の写真です。
角度を変えて
今回は見える部分ということもありレジンにて治療させて頂きました。
段差なくレジンを充填して治療終了です。
治療方法の選択肢は様々ですが
適材適所で選択していかれることをお勧めしております。
レジン治療は最小限の歯質削除で治療が行える非常に優れた方法ですが
食いしばりや歯ぎしりの強い方には少し不向きな材料と考えております。
また、修復物として歯を補っているだけなので使い方によっては欠けたりすることも有ります。
こういった治療をさせて頂きながら何時も思うのは
虫歯予防のための歯のクリーニングはとても重要だということです。
お家での歯のお掃除はとても大切です。
どうぞ、ご自身の歯を大切にして頂けたらと思います。
暑さが続く中、水分補給は大切ですが、摂取する飲み物も少しだけ気を付けて頂けたら幸いです。
今回も長い時間お疲れさまでした。