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奥歯の根管治療
今年も残すところ1ヶ月と少しになりました。
最近、1年がとても早く感じます。
今回は奥歯の根管治療のお話です。
最初のレントゲン写真です。
1番奥の歯が虫歯になり、歯の頭が取れてそのままの状態になっていました。
患者さんと御相談させて頂きルールを守った根管治療を行いました。
例えば
この様な状態で根の治療を行っても良くなる確率は高くはならないと思います。
根の先が膿んでしまう原因の多くは細菌感染なので
根管内に細菌を含む唾液が入らない様な環境を整える事がとても大切です。
根管内を掃除し終えてお薬を充填した直後のレントゲン写真です。
治療途中に少し間が空いてしまったのですが、仮の蓋(二重にしてました)がしっかりと入っていたので最初のレントゲンに比べるとかなり回復してきている様に見えます。
そこから8ヶ月後のレントゲン写真です。
根の先の黒い影はだいぶ小さくなってきてくれている様に見えます。
後は定期的に確認させて頂けたらと思っております。
歯の治療は終われども、予防はずっと続きます。
我々が行える事は失った歯の形態や機能を修復する事であり再生では有りません。
その為、失った部分を補っている人工物が長く保つためには日々のお掃除がとても大切になってきます。
日々の忙しい中で大変だとは思いますが
歯のために、少しの時間を使ってお掃除して頂けると幸いです。
今回も長い時間お疲れさまでした。